土手

みんな集合だよ~

校長の話 〜昔、エロサイトを運営していた編〜

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生徒「あ〜あ!今日も校長の話かよ。またつまんねーし、長ぇんだろうなぁ〜!」

 

 

生徒「だよな〜!!早く夏休み行かせろっつーーの!!」

 

 

 

校長「え〜今日は皆さんに私の思い出話をしようと思います。特にみなさんのような多感な時期の子どもたちに聞いて欲しい話があるんです。校長は以前、18禁サイト、まぁいわゆるエロサイトですね。エロサイトを運営していたことがあります。僕はその当時、20歳くらいで、「暇な大学生活をどうしたら刺激的な毎日に出来るのか?」ということばかり考えていた。その結果、出された結論は「エロサイトを運営する」ことだったんだね。校長だって男だからもちろんエッチなことには興味はあったし、未だに興味もあるけど、大学生とエロサイトというのは需要と供給がピッタリ一致していたんだ。大学生なんてみんなスケベだし、何より時間を持て余すんだね。暇を潰すのに、マスターベーションというのはとても効率的で、気持ちいいし時間も経つしで言うことがなかった。ただ、何も生まなかったけどね(笑)そこで、ご多分にもれず校長もエロサイトを運営しようと志した!一人でやると続かない気がしたから、仲の良い悪友を一人誘って、共同でエロサイトを立ち(勃ち)上げたんだよ。サイトの名前を決める時は楽しかったね。もっとエロい単語があるはず、ストレートじゃなくていい、想像させろ、いや、むしろど真ん中の直球も悪くない。なんて、授業が終わったあとに二人で延々話し込んでさ。これは僕の中でもとてもいい思い出のひとつになってる。あの時、エロサイトを運営した経験が今の職にも活きてるところがあると思ってます。さて、散々話し合って決まったエロサイトだけど、更新も頑張った。ただエッチな動画を紹介するだけでは他の数多くの競合エロサイトに勝てないと思った。だから、僕たちは作戦を練った。その作戦は、「エロだけじゃなく、面白もプラスアルファしよう」と。単純にその動画の中身の説明をするのではなく、「読んで面白い見てエロい」ということを心掛けたんだ。例えば、白と黒のビキニを着ている女性が出演していたら、「あ〜〜!!黒で挟んでそのオセロめくらせて〜〜(懇願)!!」ってなもんでね。他にも、母乳の狙いが定まらなくて、色んなところに飛び散っていたら、「母乳がフィンファンネルのように縦横無尽に駆けずり回る!」とかね。自分たちの中では、これだ!絶対この路線なんだ!と思っていたんだけど、実は楽しんでいたのは自分たちだけで、全然人は来なかった。エロサイトはむしろ、真面目な顔してただただエッチなことを書いている方が面白いということに僕たちは気付いていなかったんだよ。それは、パイズリの種類を縦、横、斜め、下といった風に、なぜかパイズリの種類を細かくカテゴリー分けして紹介しているエロサイトを見たときに悟ったんだ。あっ、こっちの方がおもしれーやって。これってウケを狙ってやっていた訳では無いと思った。ただただパイズリというものに向き合って、その結果パイズリはパイズリの中でも細分化できると踏んで、それをカテゴライズしただけ。何を言ってんだ?って思うよね。でも、真剣にやればやるほどおもしろくなるものがあるって分かった。よーし!これからは心機一転!新しい価値観を求めてエロサイトを運営するゾ!と思ったら、その後、僕が当時付き合って彼女に振られたショックでエロサイトは閉鎖した。呆気ないよね。でもね、人生もそんなもんなんだよ。ただね、一つ言えるのは、何でもいいから夢中になれるものを探してっていうこと。野球でも音楽でも、エロサイトでもいいから。なにか見つけたらそれをガムシャラにやること。そうすると、絶対に何かが見つかるから。校長みたいに、途中で挫折してしまってもいいんだよ。その道中は絶対に無駄にならない。僕も「パイズリってカテゴライズできるんだ」って新しい気付きを得られたんだから。これから夏休みに入るよね。長い休みだ。ぜひ何かに取り組んでみて欲しい。夏休み明け、なにか夢中になれるものを見つけた君たちと会うのを楽しみにしています。」

 

 

 

 

 

生徒「おれ、なにかやってみるよ・・・」

 

生徒「俺も・・・」