土手

みんな集合だよ~

小学生時代の一人称がオイラだった

 

そう。私の小学生時代の一人称はオイラだった。

大人で使用が許されているのはビートたけしと上地雄輔のみだと言われている例のアレだ。

 

まぁ、小学生の言うことだったら可愛らしいかもしれないけど、変わらずにあのまま成長していたらと思うと恐ろしい。

 

彼女に結婚を申し込むシーン

 

「あの、、さ、、」

 

「ん?なぁに?」

 

「オイラと結婚してくれない?」

 

たけしじゃん

 

 

たけしじゃん。たけしが「結婚してくれ」って言ってるじゃん。ダメだよ、たけしじゃないのにたけしで結婚申し込んだら。彼女もあまりにもたけしだったから、彼氏の一世一代の告白に「たけしじゃん」って返しちゃってるじゃん。台無しだよ。

 

 

会社の金を横領したことが発覚するシーン

 

「我が社から不正に金を抜いた奴がいる。しかし、幸いうちは小さい会社だし、抜いた金も50万円だったから、今名乗り出れば警察に突き出したりはしない。誰だ!こんなことをしたのは!」

 

 

「オイラです」

 

 

やっぱりな

 

 

ほら。「やっぱり」って言われちゃってる。元々疑われてたんだって、一人称がオイラだったから。たけし以外でオイラなんて一人称を使うやつがマトモなわけがないんだから。

 

 

と、ここで考えたいのが、「何故私の一人称がオイラだったか?」だ。子どもの頃の記憶ゆえ、

私が思うに、以下の二点の理由が考えられる。

 

①幼少時代、ビートたけしに憧れていた

②漫画の主人公が使っていた

 

①の線はないと思われる。ビートたけしの良さを理解するのはもう少し大人になってからだろう。

 

では、やはり理由としては②になる。

 

 

一人称が「オイラ」の有名なキャラクターといえば、こちらを思い浮かべる方が多いことだろう。

 

 

 

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そう。

シャーマンキングの主人公、麻倉葉である。

彼はゆるく生きていきたいという信条のもと、のほほんと毎日を過ごしていたが、阿弥陀丸という侍の霊に出会うことで彼の運命が変わり始める。強く、優しく、友達想いで、さらには許嫁がめちゃくちゃ可愛いという、生まれ持った主人公キャラクターである。彼に憧れた小学生は多いことだろう。

 

 

 

しかし、残念ながら私が影響を受けたのは麻倉葉ではない。

私が影響を受けたのはこちらの人物である。

 

 

 

 

 

 

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花さか天使テンテンくんの主人公、テンテンくんである。

彼も一人称は「オイラ」だ。紛うことなき「オイラ」の使い手で、私は彼に強い影響を受けていたように思う。

 

というのも、忘れもしない。父親が私に初めて買ってくれた漫画は花さか天使テンテンくんの2巻だったのだ。今でも2巻のキューピちゃんのコークスクリューパンチの絵はありありと思い出すことが出来る。

 

 

テンテンくんは年がら年中フルチンで生活しており、ぐうたらするわ、屁はこくわ、意地汚いわで、非常にだらしがない。麻倉葉に憧れて使い始める「オイラ」と、テンテンくんに影響を受けた「オイラ」では、圧倒的に麻倉葉の方が聞こえは良い。まぁ、そういうのに憧れる年だよね、で片付けてくれそうだが、テンテンくんはまずい。昔はテンテンくんのアニメもやっていたようだが、今はほぼ確実に放映させてもらえないだろう。なにせ、終始おちんちんが映っているし、OP曲では「チンコ 、ウンコ」という歌詞がオンパレードだ。これはPTAも逆に笑うレベル。なんでこんなのが許されると思ってるんだ?と。ギリギリを攻めるとかではなく、線を踏み越えた先でパラソル片手にバカンスを楽しんでるんだから怒る通り越して呆れることだろう。

 

 

そんなテンテンくんの影響を強く受けて生み出された私の一人称、「オイラ」だが、小学校卒業と同時に「オイラ」も卒業した。

当時、両親から見たらどう映っていたんだろうか。周りから見て、私はどう映っていたんだろうか、小学生ながらやべぇやつだと思われていたのだろうか。やべぇやつと思われていたら恥ずかしいな。。

 

 

ただ、25歳になった私から言えることは、「自分はどんどんテンテンくんに近づいて行っているよ」ということだ。ぐうたらだし、屁はこくし、女の子好きでいつも尻を追っかけ回してるし、床に落ちたものも食べてしまう。「やっぱり自分は麻倉葉にはなれなかったな」と思うと同時に、テンテンくんになりつつある自分を省みてみると、そろそろ一人称を「オイラ」に戻してみるというのもありかもしれない。