病は尻から
「病は尻から」ということわざがある。
病は尻の持ちようで良くも悪くもなるという意味なのだが、これは本当にそう思う。
今年の夏のある日、全裸でクーラーをガンガンにかけたままそこら辺で寝入っていたら、ゴリゴリの風邪をひいた。
絶対に尻のせいだ。お尻を丸出しにしていたからだと思う。
お尻を叩かれるとめちゃくちゃに痛い。
この前も、行きつけのSMクラブで全裸にさせられて、お尻を鞭や平手でバシバシ叩かれた翌日、引くほど風邪をこじらせた。
間違いない。尻だ。尻が風邪と関係している。
そういえば、風邪をひいた際は尻にネギを突っ込むと聞いたことがある。
ここでも尻が絡んでくるのか・・・
これは間違いなさそうだ。
そうと決まれば、尻を出す環境下では常に警戒をするようにしたい。
私は、自宅、お風呂、トイレ、夜のオフィス、道路、エッチなお店などでお尻を放り出すことが多い。
その内、自宅関係は私の方で進めるので良いとして、問題は外である。
外ではどうやって尻を守ればいいんだろうか?
お尻にトゲトゲのついたパンツを履くとか、お尻を鉄でコーティングするとか、そういう対策ではない。生身の尻を放ることに意味があるのだから。
なるほど。
生身の尻が必須であるならば、環境を変えるしかない。
そう、尻が過ごしやすい環境に・・・・・!!!!
そうと分かれば、行動は早い。
取り急ぎ、職場のトイレの便座の温度を「高」にした。
こうしておけば、温かみが尻を包み込み、風邪対策になってくれるはずだ。
しかし、これは毎朝毎朝リセットされているようで、今では私と設備管理人との静かなる戦いみたいになっている。
誰かが冷たくしたなら、すかさず「高」にセッティング。
そのまま尻を滑らせトイレの中で静かにガッツポーズ。
あったけぇ・・・・・
しばらくしてから、またトイレに行って尻を便座にくっつけると、
「ヒャッッ!!!!!!!」
冷たい。やってくれたな。
また「高」にセッティング。これで1:1。
今日は引き分けみたいだ。
確かに管理人の気持ちもわかる。
誰も座っていない時に便座の温度をあげるのは電気の無駄だ。そんなことは百も承知。
それでも、私は尻のために、どうにか最初から温度を上げておいてほしいと切に願っている。
だって、病は尻からって言うじゃないですか。
まずは便座の温かさから。
そこから、始めてこ?