土手

みんな集合だよ~

兄とチンコの殴り合いをした夏休み

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小学生の時に兄とお互いのチンコを殴りあったことを強く記憶している。

 

当時小学3年生だったと思う。

2歳年上の兄と一緒に風呂に入っていた時のことだ。

 

何かの折にふれたのか、急に私のチンコが大きくなってしまった。

小学3年生のチンコだ。はっきり言ってどうってことは無い。

 

しかし、兄は私のチンコがデカくなったのを見てからかってきたのだ。

 

「勃起」なんて言葉は兄も私も知らなかったと思うけど、めちゃくちゃ恥ずかしさが込み上げてきた。

 

 

「あぁこれ!?これはさぁ!チンコを殴るとこうなるんだよ!見てよ!ほら!」

 

そう言って私は自分のチンコをバコバコ殴り始めた。

 

自分のチンコをひたすらに殴っている弟を見て、兄は何を思っていたんだろう。

 

 

自分のチンコを殴っているうちに、

 

「(なんで僕ばっかり自分のチンコを殴らないといけないんだ!?)」

 

という気持ちがふつふつと湧いてきた。

 

 

そこで、私は自分のチンコを殴るのをやめて、兄のチンコ殴り始めた。

 

「ほら!お兄ちゃんもチンコ殴るとこうなるから!」

 

「いてっ!やめろよ!何するんだ!」

 

 

そこからはお互いのチンコの殴り合い。

 

もう既にお互いのチンコはデカくなっている。

打たれすぎたのだ。

 

子どもながら「金玉は反則」ということが分かっていたのか、玉を絶妙に外しながらパンチを打ち込む。

 

その小競り合いが1ラウンドほど続いた。

 

しかし、とうとう決着は付かなかった。

というか、何をもって決着なのかが分からなかった。

 

風呂を出たあとはお互い無言になり、何も喋らないままバスタオルで身体を拭いて部屋に戻った。

 

河原で殴り合いの喧嘩をしたら友情が生まれるが、風呂場でお互いのチンコを殴りあっても何も生まれない。

 

残ったのは意味不明の虚無感だけだ。

 

 

ただ、翌日には仲直りをしてスーパーファミコンをやっていたと思う。

 

 

夏休みの話になると、私は決まってこの話を思い出す。

 

あぁ、夏休みに兄とお互いのチンコを殴りあったっけなぁ・・・

 

大人になったいま、もう一度初心に帰ってお互いのチンコを殴り合うのも悪くない。

 

今度、実家に帰ったら提案をしてみよう。

 

(後々、兄貴は夜中に「ほしのあき」のイメージビデオでシコってる私を目撃することになる。しかし、それはまた別のお話)