スーパーのセルフレジにビジネスチャンスを見た

先ほど行ったセルフレジは、「おうまさんレジ」「ねこさんレジ」「いぬさんレジ」みたいな感じでそれぞれに動物の名前が付いており、商品を通すとその動物の鳴き声がでる仕組みになっていた。

私が購入した半額のイカリングやチュロスがレジを通過する度に「ヒヒーーン！」「ブルルルッ！」と馬が鳴くのは面白い。どうどうどう。ごめんね〜ニンジンは買ってないんだよ〜

隣では「ワンワン！」鳴いているし、奥では「ニャイーーン！！」と喚いているのでさながら牧場に居るような気持ちになった。ちなみにもし、「ウシさんレジ」があったら、牛乳を買い直しに行っていたかもしれない。

さて、このセルフレジだが、私はここにビジネスチャンスを見出した。

動物の鳴き声だけではなく、声優や芸能人の声を入れてみるのはどうだろうか。

その際に、ポイントカードを導入し、お店での買い物金額が上がっていくとセリフのレパートリーが増えるという代物だ。これを使用することによって、「声を聞きたいだけ」と言って、10円商品をパラパラと持ってくる層を防ぐことが出来る。つまり、商品を購入（課金）することによって、レジのガチャを引けるようになるのだ。このレジガチャは、最初に男性と女性の声を選択することが出来る。もちろん、途中で変更することも可能だ。声優、芸能人といったレアガチャはなかなか引くことが出来ないものの、お買い上げ金額が一定を超えると特殊レジを選択できるようになる。特殊レジでは、レジの声を指定できるし、なんと名前を読んでもらうことも可能になる。あらかじめポイントカードに記載されている名前を読み込み、お会計が終わったあとに「〇〇、いつもありがとうな（ね）！」と言ってくれる。これはいいぞ。

ただ、これだけは言っておきたいのだが、セクシー女優の声は深夜2時過ぎ、しかも歓楽街でしか搭載されない予定だから気をつけて欲しい。

ナスを通して「あぁん♡」、キュウリを通して「あぅん♡」、大根に至っては「大きい〜…♡」なんて声が聞こえてきたら、意味深な野菜を購入する男性が増えることだろう。

男性諸君の野菜不足が解消されること間違いなし。なんとこのレジ、健康管理も出来るんです。さらに極めつけは、夜の歓楽街に集結した男性陣による自分の女（レジ）自慢だろう。

「どうだ？俺はこんないい女（レジ）を連れているんだぜ？」

「いやいや、こちらも負けていませんよ？（レジ）」

「何をおっしゃる！私の女（レジ）が1番に決まってるじゃありませんか！」

こいつらが集まると、セルフレジ周辺は乱交パーティーと化す。あっちでもこっちでもエッチな声が聞こえてくるもんだからソワソワが止まらない。会計が終わったら、そのまま夜の街に消えていく男性が後を絶たないらしいですよ。私の提唱するセルフレジは風俗業界へのアプローチも欠かしていない。（セルフってそういうこと？）

以上、取り急ぎパパっと考えてみたが、なかなかイイ線いっているのではないだろうか。

収益化の仕組み、レジ混雑緩和策、小売店舗との提携、レジシステムの構築など、問題は山積みだが、挑戦する価値のあるドリームだと思う。

どうか私に、新宿歌舞伎町の夜に鳴り響くレジたちによる乱交パーティーを見させてください。よろしくお願いします。