行きつけのラーメン屋で完全に顔を覚えられている
行きつけのラーメン屋で完全に顔を覚えられたと確信している。いわゆる二郎系ラーメンの店で、食券を買ったあとに麺の太さ、麺と野菜の量、ニンニクの有り無し、好きなパンティなどのお好みを聞いてくるシステムなのだが、私が食券を出すと、
店主「麺、野菜の量は普通で太麺のニンニクあり、、、ですよね?」
私「はい。」
店主「シンプルな淡い色合いの下着、、、ですよね?」
私「はいっ!!!!!!!!!」
この「、、、」という間は、私と店主がズッ友になりきれていないことを示しているが、
これは顔を覚えられているといって間違いないだろう。なぜなら、初見プレイのお客さんに「〜〜あり、、、ですよね?」なんて言っていたらクレイジー甚だしいからである。
私はそのラーメン屋に週に一回必ず行き(水曜か金曜が多い)、尚且つチャーシューをトッピングしているのだが、多分、裏で「いっつもチャーシューをトッピングしている人」というあだ名で認知されていると思われる。
光栄である。
出来ることならもっと親密な関係になって、スープの作り方とかチャーシューの柔らかさの秘密とか、そういう企業秘密をガンガン聞いてみたい。
が、まだそれを聞けるほどの関係性ではない。
足繁く通っていればいつか、「大将ってテレポート使えたらどこに行きたいんです?」「乱交って1回はしてみたいですよね」みたいな質問にも答えてくれるようになるのだろうか。
そういえば、少し前に“伏せ丼”という行為が話題になったことがあった。
伏せ丼とは、ラーメンを“全て”完食(つまりスープまで飲み干す)し、「本当に美味かったよ、ご馳走様!」という気持ちを伝えるために食後に丼をひっくり返すことである。
当然、この行為は批判された。
なぜなら、スープを飲み干したと言っても多少は汁気が残っているものだし、縁の部分に脂が付いたりして洗うのに余計な手間がかかるし、「つーか、お前何なんだよ?」と思われたためである。
もし、私が今通っているラーメン屋で伏せ丼をしたらどうなるのだろう。
少しシュミレーションしてみた。
店主「はい!おまち!」
私「ありがとうございます!」
(ハフハフっ!ウマッ (° ∀° ≡ ° д°) ウマッ!ズルルルルルル!!スープゴクゴクッッ!!んん~♡)
私「ふぅ~!ご馳走様でし(丼をひっくり返す)グワアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!」
ダメだ。ひっくり返した瞬間ぶん殴られた。
「もしかしたら親密度が足りないからか?」と思って、2人でディズニーランドに行けるくらいの親密度になってから伏せ丼をするシュミレーションもしてみたけど、
やはり光速でぶん殴られてしまった。なんなら、仲良くなってからの拳の方が痛かった。
むむむ、やはり伏せ丼は禁忌なのだろうか。。
いや、しかし、実際どうなんだろう。
逆に、私がラーメン屋の店主でお客さんが伏せ丼をしてきたらどう対応するんだろう。
私「あいよぉ!熱いうちにどうぞぉ!」
客「いただきます!」
(ハフハフっ!ウマッ (° ∀° ≡ ° д°) ウマッ!ズルルルルルル!!スープゴクゴクッッ!!んん~♡)
客「ふぅ~!ご馳走様でし(丼をひっくり返す)私「死ねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」(ゴッッッ!!)グワアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!」
いや、だめだわ。
「死ねーーーーーーーー!!」とか言っちゃったよ。しかも、肘鉄だったよ。
やはり、伏せ丼はダメだ。出禁になってもしょうがない。
それにしても、なんでこういう伏せ丼みたいなムーブメントが起きるのかが不思議だ。
普通に笑顔で「ごっそさん!」でいいのにな。
そんなわけで、私は今日もラーメン屋に行く。
そして、笑顔で「ごっそさん!」だ。
(ちなみに、そのラーメン屋でラーメンを食ったあとは、なぜか大変な下痢に襲われる。どうして・・・?)