土手

みんな集合だよ~

コブダイがメスからオスに生まれ変わる瞬間はロマンチックであれよ!

────────生物の神秘に捧ぐ

 

 

みなさんはコブダイという魚を知っていますか?

日本南部に生息する魚で大きく張り出したコブが特徴的な魚です。

 

f:id:inu_kiss_november:20181008175040j:plain

wikipedeiaより引用 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%96%E3%83%80%E3%82%A4

 

コブダイは子どもの頃は全員メスで生まれてきます。

 

そして、群れで暮らしてるうちに一番大きく成長してきた生体がオスに性転換するという、かなりイカれた特徴を持っています。

 

 

人間で考える意味はないのかも知れないけど、すごいことですよねこれ。

私の場合でいうと、メスからオスに生まれ変わるのは小学生時代ひときわ大きかった野地さんになるのかな。

野地さんが男性になった姿はあまり見たくないな。。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、コブダイは知らなくても、クマノミは知っている方が多いでしょう。

『ファインディング・ニモ』に登場しているニモはカクレクマノミという魚です。

 

f:id:inu_kiss_november:20181008180251j:plain

 

実はクマノミも特殊な生態を持っています。

 

クマノミはコブダイとは逆で、子どものときはみんなオスです。

成長して群れの中で一番大きな生体がメスに性転換します。

 

これは私の例でいうと、小学校時代仲が良かった原くんだと思います。

原くんは背も大きかったし足も速かったので、きっと立派なメスになってくれてたと思います。

 

原くん元気かな。めちゃくちゃ胸が大きくなってたりしてたらどうしよう…

 

 

 

 

 

 

 

性転換する瞬間はいつなのか

 

「魚は不思議な生態をしているな」と思うのですが、

私はこの生態に対して不満に思うところがあります。

 

 

それは、

 

 

 

 

 

 

 

 

性転換する瞬間がロマンチックじゃない!!!!

 

 

 

 

 

 

 

ということ。

なんですか、群れの中で一番大きかったら自動的に性転換するって。

そんな周りに身を任せるだけの人生なんてお父さん許しませんよ。

 

 

もっと、こう、性転換はロマンチックな出来事であってほしいんだよ!!!

 

 

 

 

 

 

 性転換ロマンチック説

 

『地獄先生ぬ~べ~』に、「夢魔」という妖怪が登場します。

夢魔はいわゆるサキュバス、またはインキュバスのことで、睡眠中の人間を襲う妖怪です。

f:id:inu_kiss_november:20181008181636j:plain

 『地獄先生ぬ~べ~』文庫17巻収録 夢魔の子供 「夢々」

 

子どもの頃の夢魔は性別がどっちともとれずに、男性でもあり、女性でもあります。

そんな夢々は最終的に女性へと性別が決まります。

 

 

では、どうやって決まったのか?

 

 

 

 

それは、夢々が不良に絡まれている時、クラスメイトである広が自分を助けてくれた姿に、

 

ドキドキを感じたからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おい!!なんか、なんつうか、めちゃくちゃ良いじゃねぇか!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

性転換はこうであって欲しいんですよ。

群れの中で一番大きかったら自動的に性転換する??

 

 

 

ぜんっっっぜんロマンチックのかけらもないじゃないか(激怒)!!!!

 

 

 

 

なんだよ、その、サバイブのみを意識した感じ

 

魚であっても一回こっきりの人生なんだから、もっと楽しめよ!!ドキドキしろよ!!

 

 

 

 

f:id:inu_kiss_november:20181014003109j:plain

 

「あっ、そしたらあなたがこの群れの中で一番大きいんでね、はい、じゃああなたは明日からオスで~す。ここにハンコだけもらえる?そうそう、その発達してきたコブでさっ、ここをチョンって、はいOKで~す!明日から君は雄になりました~~!!」

 

 

 

 

 

そんな事務的な性転換があってたまるか!!!

 

 

 

 

悔しかったので、今回私はコブダイが性転換する理想の瞬間を考えてみました。

どうぞ。

 

 

 

コブダイの性転換(メス → オス)

 

コブダイ「ねぇねぇ!今日これから貝食べに行かない??」

 

コブダイ子「あっ!いいね~!わかった!ちょっと支度してくるから待ってて!」

 

(~数分後)

 

コブダイ子「おまたせ~!じゃあ行こっか!」

 

コブダイ「あっうっうん…(あれ?なんだか今日のダイ子、いつもより綺麗に見えるな…なんでだろ…ウロコもツヤツヤだし…)」

 

コブダイ子「ちょっと!なにぼーっとしてんの!行こう行こう!」

 

コブダイ「あっ、!うん!行こう!」

 

(貝がたくさん生息している場所まで泳いでいく二魚)

 

コブダイ「(う~~ん、なんなんだろう。この感じ。なんだかダイ子の尾びれがすごいしなやかに見えるんだよな)」

 

コブダイ子「あっ!着いたよ!たくさんあるね!」

 

コブダイ「そっそうだね!よし!たくさん食べようね!(無邪気だなぁ。。)」

 

(~夢中で貝を食べる二魚)

 

コブダイ子「美味しいね~~!!」

 

コブダイ「そうだね!って、ダイ子、歯に貝がくっついてるよ~も~」

 

コブダイ子「えっ!?ほんと!?・・・ホントだ!?恥ずかしいなぁ!」

 

コブダイ「まったくもう、世話がやけるんだから」

 

 

──────そんな二人に近付いてくる黒い影

────────サメだ

 

 

 

コブダイ子「群れのみんなにも持って帰りたいな~~♪」

 

コブダイ「そうだね~、、、ん?(もっ、もしかしてあの黒い影は・・・!)」

 

コブダイ子「ねぇ?どのくらい持ってかえ・・」「ダイ子!!岩の陰に隠れるんだ!!!」

 

 

コブダイ子「キャッ!えっ!なになに!!??」

 

コブダイ「いいから!!!」

 

 

(岩の陰に身を寄せ合う二魚)

 

 

コブダイ子「(ねぇ!ちょっとどうしたの!?)」

 

コブダイ「(サメだよ!サメが近くにいるんだよ!)」

 

コブダイ子「(えっ!?サメ!?そんな・・・怖い・・ブルブル)」

 

コブダイ「(大丈夫だよ大丈夫!そんなに震えなくてもいいんだよ!)」

 

────────ドクン

 

コブダイ子「(私たち、食べられちゃうの・・・?)」

 

コブダイ「(大丈夫だよ!私が・・・いや・・)」

 

────────ドクンドクン

 

コブダイ「僕が君を守るから!!!!!!」

 

パーパーパパー

 

 

こうして、コブダイはメスからオスになったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この方が良くない!?!?!?!!?!?!?!!