涼しくなってきたし、〇〇の秋をやりたい
年上「ん~~どうしてもなんか暇なんだよぁ」
年下「そうですね。ひまですね。」
年上「そろそろ涼しくなってきたしさ、なんかして遊びたいよなぁ」
年下「そうですねぇ。確かにそろそろ秋ですし、いろいろやりたいですよねぇ」
年上「秋だよ、秋!ほら、なんだっけ、秋だからさ、なんか、ほら、あれだよ、いろいr」
年下「スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋、とかいろいろありますよね」
年上「そうそう!それが言いたかったの!」
年下「スポーツの秋にちなんで、なにかスポーツをやるのはどうですか?」
年上「スラックラインとかやる?」
年下「なんで微妙なラインのやってみたいスポーツ出すんですか」
スラックライン・・・ベルト状のロープの上を歩いたりジャンプしたりするスポーツ
年上「え…今のラインって、もしかして…?」
年下「スラックラインとかけました」
年上「かけたんかい」
年下「かけました」
年上「やるね」
年下「ありがとうございます」
年上「どう?スラックライン?」
年下「楽しそうですけど、準備が必要なのでダメですね」
年上「そうか~ じゃあ読書の秋だな」
年下「なにか読みたい本とかあるんですか?」
年上「ない」
年下「ないんですか。でも、なかったらどうするんですか?」
年上「いま君が書いて、それを俺が読むよ」
年下「本気で言ってるんですか?戸愚呂でいうと?」
年上「80%」
年下「かなりガチできてるじゃないですか。無理ですよ、そんな、即興なんて」
年上「じゃあ読書の秋もダメか…そしたら残るのは芸術の秋だけだな」
年下「芸術の秋なら多分できますよ。音楽鑑賞なんてどうですか?」
年上「音楽鑑賞!いいじゃないか!それにしよう!」
年下「はい。じゃあちょっと準備しましょう」
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年下「ちょっと、、、ちょっと!!! 年上さん!!!」
年上「ん?なに?」
年下「なんで公園まで来てるんですか?」
年上「え?音楽鑑賞しようって言ったじゃん?」
年下「言いましたけど、なんで外に来てるんですか?」
年上「秋なんだから外で音楽聞こうぜ」
年下「いや、結構いい提案だから、公園に来ること自体はいいんですけどね」
年上「うん」
年下「けど、道中、ドンキーコング2のディディーと同じ担ぎ方でラジカセを持たないでもらえませんか?一緒に歩いてて恥ずかしいんですよ」
年上「なんだよ、いいだろ別に」
年下「あれは陽気なアメリカ人とディディーコング以外はやっちゃダメなんですよ」
年上「そうなの?なんか法律で決まってんの?」
年下「”刑法第174条 ディディーコングみたいにラジカセを持っちゃいけない罪”で定められてます」
年上「えっ。マジかよ」
刑法第174条
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年下「はい。残念ながら先輩は僕が告訴すれば前科者です」
年上「・・・・示談にしてくれない?」
年下「誠意を見せてください」
年上「誠意・・・誠意か・・・・」
年下「なんなんですか、コイツは」
年上「信じられないくらいの困り眉で金玉が地面に着いちゃってるタヌキ」
年下「年上さん。あなたはこれを誠意と言っているんですか?金玉が地面に着いちゃってますけど」
年上「着いてるから。それは土下座みたいなものだから」
年下「金玉はあなたにとっての頭だったんですか?」
年上「そうだ」
年下「そうなんですか」
年上「許してくれた?」
年下「もういいですよ。音楽を一緒に聞きましょう」
年上「おおー!じゃあ秋っぽいのを聞こう!!」
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